中途採用で応募した教え子の採用が決まりました。
先月から相談を受けていた教え子が、本日の役員面接で採用が決まったとの報告を受けました。今は、ちょっとほっとしています。
実は彼が、1時面接通過後に、次はエントリーシート提出の課題が出たとの連絡を受け、どうしたらいいかわからないので教えてほしいと再度連絡がありました。
今から20年前の採用試験では、エントリーシートというものは存在しなったのです。
彼にしては、初めてのことでもあり戸惑いもあったようです。
シートの内容を確認すると、今までの経験の振り返り、実績や価値観を問うものでした。
書き方を教えてほしいという彼の気持ちを抑えながら、「SWOT分析」の考えを利用した自己分析ワークシートをメールに添付し、書いて送り返すようにアドバイスをしました。
それから、約2時間ほどすると返信がありました。彼の書いた内容を見ながら、アピールポイントなどを整理し、エントリーシートに落とし込みのサポートを行いました。
そこで、気づいたことは、表現が非常に抽象的でそのエピソードをイメージしにくい内容になっていたことです。
彼は社会に出て約20年弱になりますが、今までそのような自己分析手法で自分をアピールしたことがないことや、具体的に描くことで自分が周りから出過ぎたアピールをしていると思われたくないというような気持があったようで、エピソードがオブラートに包まれたような内容を書いてきていました。
それを、一つひとつ見ていきました。
役員面接でどのようなことを聞かれたかについて、彼はエントリーシートに書いた内容について、突っ込んで聞かれたと言っていた。
でも、うまく返答ができたと言っていました。
今回彼が、悩みながら自己分析をしたことで、自分のことを客観的に見つめなおし表現することができたのだと感じています。
これまで学生やフリータ経験者皆さんに対して授業や課外講座でやってきたことが少しは役に立ったと思える出来事でした。
おめでとう!頑張ってください。